夢中になって暮らせれば何でもいい

夢中になって暮らせれば何でもいいというのは、フィッシュマンズによる一節より。

駅弁の深川めし

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奥さんが産まれたての子供と実家にいる。今日は、3連休ということもあり、岐阜へ新幹線で向かう。新幹線といえば、車窓から景色を眺めながらの飲食が格別だ。

東京駅で深川めしという名前の駅弁を購入し、新幹線にのった。さて、お弁当の中身は魚介を中心とした構成だ。
穴子蒲焼、茄子醤油漬、アサリ煮付、ハゼ甘露煮、油揚げ煮、べったら漬、である。駅弁の中に江戸のノスタルジアを感じさせる。

ちなみに、恥ずかしながら、大根の漬物、べったら漬は名前を知らなかった。調べてみると、べったら漬は日本橋発祥の漬物だ。大根の切ったものを砂糖、米、米麹で漬けているらしい。素朴で甘みのある味わいの漬物である。

弁当は甘辛い味付けでやや単調になることを否めない。ただ、新幹線ではむしろこれが良い。いつもと違う甘辛い味付けと普段お目にかからない顔ぶれに、凝縮された非日常を見ることができるからだ。

ご当地の駅弁は、言わば弁当箱の中の箱庭だ。つまり、駅弁が列車の旅を楽しくする重要な要素の一つだ。